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[37] 大方広仏華厳経 

投稿者: 西 廣行 投稿日:2018年 1月14日(日)20時58分42秒 dhcp176-91.tamatele.ne.jp  通報   返信・引用

郷土史家・大月先生談


大方広仏華厳経        「花で飾られた広大な教え」
 山門を潜り弁天池を過ぎて石段にかかるあたりに、(名勝地円通寺中国地方第二位の
碑がある。付近には古びた灯籠や石組みも残っているのが目にとまる。)
 (その中で一基の石柱に大方広仏華厳経と書かれたのが印象的で、思わず足をとめる。
年月日も寄進者の名前もない、なにも手掛かりもないので余計に気を引かれる。)
 碑の文字は篆字で、正面は「大方広仏華厳経」と経名、左側面「三唱因縁難思議」
裏面「曽向滄溟下浮木」、最後の右側面「夜濤相共接盲龜」と書かれています。
 読み下せば「大方仏を広む華厳経 三唱すれば因縁思議し難し 曾って滄溟(そうめい)に向か
って浮木を下す 夜濤(よるとう)相共に盲龜に接す」(「玉島の景観と文化」昭和五十二年)と
なるようです。
※ 「盲龜と浮木」の例えは、「涅槃経」、「梵網経」、「阿含経」、「雲門録」等々
引用される例は多い。
 さらに石書般若経塔に「般若波羅密 能消長夜昏 盲亀値浮木 誰不拝朝暾」(般
若波羅密は 能く長夜の昏を消し 盲亀の浮木に値ふ 誰か朝暾を拝せざらん)の語
が国仙和尚によって書かれている。
> ところで、碑の形、文字の古さ、文面の内容などからこれは開祖徳翁良高師が書か
れたものではないかと云う疑問が以前からあった。
○ たまたま『徳翁高禅師語録』のなかに「五濁海中一眼の龜漂流して浮木実に逢うこ
と希なり唯称す弥陀生極楽夜濤相接して共に帰を同す」(念仏其二)、「跛龜盲龜」
(其三)などの語もあり、開祖良高師が円通寺開山に当たって、自分の布教に対する
願いを表したものとみて差し支えないのではなかろうと思われた。
> 『華厳経』には「信は道の元、功徳の母と為す」と、「信」は重要な位置が与えら
れている、人間にとって「信」はすべてのかかわりに於いてすべてを決定していく前
提である。大乗寺内部の同門から徳翁に対する感情的、思想的、派閥的な理由をもっ
て、徳翁を大乗寺から追放する動きがあった。そうした徳翁の歩いてきた道程を暗示
するものではないだろうか。そうなれば山門の「不許葷酒入境内」の石碑と一対とな
るわけである。長い間の疑問が氷解したわけである。
○信心は発し難いものであり、さかのぼって、正しい教えを聴く機会に恵まれること
はさらに難しいものである、これは新しく寺を開山するに際しての表明ではないか。
>『華厳経』には「信は仏道に入る第一歩である」と書かれており、信じることは、
仏道の元となり、その人の功徳の母となるとも説かれている。

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